こんにちは画家の宮島啓輔です。
今回は絵を描いたり何かを制作して行く中で、〇〇通過や〇〇達成などの目標設定をする際にどのようにモチベーションを維持するかについてお話をして行きたいと思います。
続きやすい目標設定
howをwhyで考える
絵を描いている人の目標で例を挙げると、展示会開催やライブペイント開催、コンテスト通過などを目標に設定したとします。
ただこれらはどうするかやどうなるか(=how)という【過程の一つ】であり、本当の目標であるそれらをなぜやりたいかと言うものにはなっていません。
展示会やライブペイントを開催し先にある「作品を沢山の人に見てもらいたい」や「活動に共感して欲しい」等の感情の部分で何を希望するかを明確に本当の目標として設定しておく事で達成した自分がワクワクしていたり、楽しんでいる姿を具体的にイメージがしやすくなるので頑張りやすくなると言うことです。
より具体的にする
期間や日数、費用等の数値を加えて目標に現実味を持たせる事ができ、自分が今どこまでで来ているのかと言う事が分かりやすくなります。
例えば〇か月後の〇月に作品数〇〇点を用意して来場者〇〇人を目指して個展を開催予定」など達成するまでのタスクや目指すところを具体的に数値化しておくとそこまでにできた事、まだ残っている事どういう施策をこれから取るべきかがわかりやすくなりやっていることに実感が持てるようになります。
楽しめる要素を入れる
達成までのタスクこなしていく過程を全て嫌な事に設定してしまうとよっぽど忍耐力が強くない限り達成は難しくなります。
そこで面倒な作業の中をゲーム化してみたりご褒美と感じられるような楽しめる要素を入れる事でゴールに近づいて行きます。先程の個展開催の例では「絵を描いている過程が楽しいから」や「準備期間の画材選びを楽しみにする」など過程の中の所々に楽しい事を入れたりとある程度、綿密に目標を立てて行く事で、目標を追いかける行為自体にも楽しみを感じる事ができます。
進捗状況の確認・発信を行う
最初の時点で具体的に設定しておいた目標に向けて行動する中で定期的にチェックすることで自分が今ゴールにどこまで近づいているかが分かったり、それまでに積み上げたものが明確に視覚化でき、結果が良い場合では達成感が得られ自身に繋がり、悪い場合でも解決策を数値を使って立てやすくなるので自分のためになります。
そしてその進捗状況を自分の中だけで終わらせず家族、知り合い、またはSNSやブログなどで外部に向けて発信をすることで共感を得られるかもしれないと同時に目標に向けての責任感も自然と高くなってきます。
アーティスト仲間を作る
同じアーティスト同業者の方たちと繋がっておくことで色々な有益な知識やその人のみが知っている活動ノウハウなどを共有しあえるだけでなく、インスピレーションを得られたり、相談をできたりと仲間がいるからこそ自分を磨いて行く事ができます。
私自身チャンスを頂いたり、展示などに誘って頂いたりと色々な方と関わる事ができてこその今があると思っています。
中弛みを解消するには
「ゴールに向けてのタスク」と言っても実際やってみるとそこには複数の工程が存在しているかと思います。ある程度の期間や労力をかけて進めるタスクの場合、すべての工程でスタートの時のやる気を維持するのは難しくなってたりするかと思います。そこで、タスクをそれぞれ分割することで一つを完了させて次に移ることで結果的に作業効率が上がります。
20世紀の始め、アメリカのフォード社はそれまで贅沢品だった自動車をフォードシステムというベルトコンベヤーを使った工程の分業化をすることで生産効率が高くなったので価格を下げた大衆車の製造に成功したと言われています。
最後に
ここまでいくつかモチベーション維持の方法を書きましたが、これはアートの世界だけでなく別の状況でも大体は落とし込めるかと思います。また個人によっても異なるとは思いますが
「環境を調整することで行動を変えていく」を実践して頂ければと思います。