【芸術センスを磨く方法】絵の才能が関係なく誰でもできるステップを紹介

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こんにちは。画家の宮島啓輔です。

宮島啓輔 作品集
主な作品 【Lucy in the Sky with Diamonds】2023年制作 F20号サイズ キャンバスにアクリル絵の具、ペン 作家蔵   SEIKA AWARD2023奨励賞、liquitex the challenge2023...

展示会などで色々な方のお話を聞いているとどの分野においてもセンス=才能がすべての考え方が多いように感じます。

では絵を描く、鑑賞する上での芸術センスも全て才能で決まってしまうのでしょうか?

今回はそのような疑問と才能関係なく実行できる芸術センスの磨き方について私自身の感想を交えて書いて行きたいと思います。

【芸術センスを磨く方法】絵の才能が関係なく誰でもできるステップを紹介

私自身は芸術センスのほとんどが環境と努力の積み上げの結晶によるものだと思っています。

前提として、一般に言われる「生まれ持った才能」は誰でもグラデーションを持って多かれ少なかれ持ち合わせていると思いますが、それを発揮できる環境が用意されていたり、意欲の強さによって大きく変わってきます。

努力も才能の内と言われていますがいくら生まれ持った素質を持っていてもそこからの努力が無ければなにも起こりません。どれだけの量をそこに注いで本気で没頭できるかが重要だと言うのが私の考えです。もちろん才能は、スタート地点がどこかという事には関わってきます。

ただ一般的なセンスの良し悪しとされるものは国や時代背景等によって変わってくる大衆の考えの平均値でしかありません。

国民性などを考えても、一万人が同じ対象を見たら一万通りの違う感じ方をします。

なので自分独自のベクトルの中でセンスを磨く事が重要です

徹底的にインプットをする

作品を制作や鑑賞するための知識や経験などは持っていればいるほどそこから発展させられる思考のバリエーションは豊かにすることが可能です。

何をするにしてもその分野へ注いだ熱量や得た知識に自分の能力は比例します。

作品鑑賞をする場合でも対象の作品の知識を吸収しておくことで感じ方が大きく変わってきます。

芸術分野に限らず、意識をして日頃から自分の美しいと思うものや街を歩いていてふと目に入って興味の惹かれるものを見つけてそれに関連する情報を徹底的にインプットをして行く事で自分の感性の型が徐々に見えてきます。

たまたま手に取って保管しているパンフレットやふと写真に収めた風景などを意図的に取り入れて、なぜこれに自分が惹かれたか、良いと思ったかを理解しておくことでセンスの核が作られて行きます。

アウトプットと分析を繰り返す

インプットしたものを内部に溜めているだけでは自分以外の誰かに触れる事無く自己完結してしまいますので

インプットをして思考をめぐらして形作られてた感性を持って、絵を描いたり何か形のあるものとして表現をすることではじめてサイクルが回り出します。

絵を描くと言ってもそこには目的によって色々な技術や壁がありますが、作品が完成する度にどうすれば次の作品が最高傑作にできるかを分析して制作を継続し続けながら

「インプット→アウトプット→分析」を繰り返すことで徐々にセンスが磨かれて行きます。

このサイクルの中でアウトプットだけに偏ってしまうとアイデア不足に陥ってしまう可能性があります。それぞれのバランスを保ちながら幅を広げて行く事が重要です。

最後に

芸術のセンスには自分だけの価値観を持つことが必要になってきます。良いとされるセンスの中にはその時代、その国の流行や価値観違いの要素も含まれていてその波に乗る事が良いとされる場合もありますが

自分独自のセンスを磨いて行く事でそういった流行や価値観を新しく作り出すことは芸術分野では非常に重要な事です。

どちらの場合のセンスを磨く場合でも「インプット→アウトプット→分析」の大まかなサイクルは変わらないのです。

これを継続しながら、世間の美的感覚も吸収しつつ、同時に自分の軸となるセンスを磨いて行くことでよりクリエイティブなものを生み出していくことがベストになります。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

プロフィール
この記事を書いた人

2006年3月生まれ幼少の頃より細密、極彩色な自分の脳内だけに存在する空想世界の絵をアクリル絵の具を主に様々な画材で1年に140点以上制作。作品サイズは数㎝のグッズから数ⅿの巨大アクリル画まで様々。高校1年生の時の個展開催以来二人展、グループ展等展示活動を続ける。ターナーアワード、Liquitex the challenge【小松美羽賞】等受賞多数。日々制作の幅は広がり続け、各地での展示、プロジェクトの実現を構想中

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