【アート販売】絵を売る事に罪悪感を感じる必要は無い

green plant in clear glass cup 画家に役立つ情報集

こんにちは。画家の宮島啓輔です。

アクリル画作品

私が少し前、私と年齢の近いアーティストの方とお話をする機会があり、このような事を聞いたことがありました。

「作品が売れるのは嬉しい反面少し申し訳ない気持ちが残る」

そういったの声について見ていきたいと思います。

罪悪感を感じる原因

日本で根付くアートに対する価値観

assorted-color paintbrushes

そもそも海外と日本ではアートへの価値観、重要度等が大きく異なるというのが大きな原因かもしれません。アーティストを取り巻く環境が、海外では良いものを作っているとその作品自体の価値で評価される事が多く日本に比べアーティストや作品への需要度が高いと言われています。またコロナ流行時に世の中が不況になった時にはドイツでは絵で生計を立てているアーティストの支援が積極的に行われました。

対して、日本にもそのようなアートへの価値観は少なからず存在しますが、ほとんどの人はアートを購入するという習慣があまり根付いていないので人生の中でそもそも触れる事が少ないと言えます。

また、画家には爆発的に売れている人か全く売れていない無名な人の二種類しかイメージしか持っていないと思い込む人や作品自体より肩書絶対の風潮が一定数存在するので、中々難しい面があると

作品に自信が無い

これは販売を考えるのであれば自分の納得するレベルまで持っていく努力をするか

販売をした事が無い、よくわからない、やったことが無いことから来る不安であればまずは一枚で良いので絵を販売してみる。挑戦をしてみることで、自然と自身が着いていきます。

これは自分の内部の要因や捉えかたを変えていくことで比較的に乗り越えやすいと思われます。

お金を稼ぐ事が悪い事と思っている

法やルールに触れるような事でお金を稼いでるのであれば罪悪感が湧くかもしれませんが

自分が作ったものに価値を感じてくれる人がいてそこにお金を支払ってくれるという仕組みが実現している以上むしろ良いことであり、需要があるからこそ成り立つことです。また人間が活動をしていく上でもお金は必要になってきます。

ですので対価を頂くという事は何らネガティブ事では無く価値を世の中に提供できる行為なのです。

頂いた以上の価値提供を常に心がけよう

おそらくこの記事を読んでくださっているいる方たちは何かしらのアート表現をされている方が多いと思います。そのような方たちにとって作品に価値を感じてくれる人や共感してくれる人は非常に重要な存在です。

そのファンとなってくれる方たちの意見や声に耳を傾け、その作品世界の創造主である作家さんたちは常にその時出せるだけの価値を「与える」心構えと自身を持つことで、作品の可能性を疑ったり、罪悪感を抱くことは無くなっていく事と思います。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

プロフィール
この記事を書いた人

2006年3月生まれ幼少の頃より細密、極彩色な自分の脳内だけに存在する空想世界の絵をアクリル絵の具を主に様々な画材で1年に140点以上制作。作品サイズは数㎝のグッズから数ⅿの巨大アクリル画まで様々。高校1年生の時の個展開催以来二人展、グループ展等展示活動を続ける。ターナーアワード、Liquitex the challenge【小松美羽賞】等受賞多数。日々制作の幅は広がり続け、各地での展示、プロジェクトの実現を構想中

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