絵の創造力を高める為におすすめの考え方とその方法

絵に関する話

こんにちは。画家の宮島啓輔です。

今回は、「絵の創造性」ついて考え方とそのウォーミングアップとしておすすめの方法を新しく考えたので、その内容についてお伝えしていきたいと思います。

このサイトでは、他にもアートにまつわる情報を発信しているので是非読んでみてください。

それでは、本題に入ります。

具象絵画にはモチーフ、構図(配置)、画力の三要素があると考えてみる

少し大雑把な考え方ですが、まずは、具象絵画(何を描いているかがわかる作品)を構成する3つの要素として、モチーフ構図(配置)画力があると考えてみます。

それぞれ、モチーフは、「描く対象」構図「モチーフを画面の中でどのように配置するか」画力は、「モチーフと構図を描き出す技術力」と設定します。

また、ここではリアルに描く事が全てではなく、ピカソのキュビスムのようなデフォルメされた作風も含みます。

画力の部分は、作家個人の持つ方向性の純度の高さとします。

この3要素をどのように調節するかが、完成作品の見た目に直結します。

構図力(配置力)を刺激する事で、総合的な創造力を上げる事ができる

では、このモチーフ、構図、画力の3要素を、写実性を求める古典的な描き方で考えてみます。イメージのしやすい例を挙げると、ダヴィンチの「モナ・リザ」や「最後の晩餐」等々です。

ここで、本記事のテーマをもう一度振り返ってみます。

「絵の創造力を上げる為におすすめの考え方とその方法」です。

結論からお伝えすると、今挙げたモチーフ、構図、画力の3要素の中で今回のテーマの絵の創造力を上げる為のおすすめの方法は、構図力になります。

では何故、構図力を身に着けると絵の創造力が上がるのかについて詳しく解説したいと思います。

まずはじめに、モチーフは「モナリザ」であれば女の人です。

そして画力では、いかにリアルに写真のように描けるかの技術力を指します。質感や光の表現、表情の描き分けの事ですね。

まず、モチーフについては、幅が広すぎるので今回のテーマのままいくと、かなり壮大になるので一旦置いておきます。

続いて、「画力」については、必ずしもそうではありませんが、今回のテーマの創造力を実現させる為の「手段」「技術力」というイメージですね。

そして、残ったのが構図力です。

この構図力は、お正月の福笑いに例える事ができます。

福笑いは、目や鼻の印刷されたパーツを組み合わせる事で顔の表情を作る遊びです。

この福笑いを先ほどの3要素に置き換えてみます。

モチーフが目や鼻のパーツ、そして顔です。

画力は、既に印刷されたり描かれているため固定化されたものとします。

そして、構図力が、これらのパーツをどのように組み合わせるかに当たります。

ここで、構図力がユニークな人が福笑いで遊ぶと、面白い表情ができあがると思います。

また、しっかりとした黄金比に沿ってパーツを組み合わせていくと、整った顔が完成します。

ここで言いたい事は、組み合わせ方や配置場所、そしてサイズ感によって、同じモチーフと画力であってもまったく違う結果が得られるという事です。

では、この目次の「構図力(配置力)を刺激する事で、総合的な創造力を上げる事ができる」についてですが、ここまで配置力は作品に大きな影響を与えるという事を書きました。

この配置力が総合的な創造力にどのように繋がるかというと、実際に福笑いにおいて、「このパーツをどのように組み合わせるとより面白い顔(絵)ができるかな」と頭を働かせる時、福笑いで遊んでいる人の頭の中では作品(顔の表情全体)への解像度が格段に上がっています。

「このパーツをここにおくと不自然だな」や「このパーツをこのバランスにしたら怒ってる顔ができるな」等と、色々な事を頭の中で考えています。

長くなりましたが、この色々な試行錯誤をしながら配置している時こそが、最も創造力が豊かになっている瞬間でもあります。

また、福笑いは目隠しをする場合もありますが、構図や配置を組むワクワク感に焦点を当てた遊びであります。

このワクワク感を大切にして頂きたいと思います。

構図力(配置力)を上げるためのおすすめの方法は印刷物のコラージュ

少し難しいですが、ここまで福笑いを例えに出して構図力がなぜ重要かについてお伝えしてきました。

ではこの福笑いのワクワク感が得られ、よりバリエーションのある絵に特化した方法をお伝えします。

それは、コラージュ技法です。

コラージュ技法とは
既存の画像や素材を切り貼りして、新しい視覚的な意味や関係を作り出して再構成する絵画技法のひとつ。ピカソなどの有名作家も取り入れているモダンテクニックのひとつです。

コラージュ技法は、印刷物などから素材を切り抜いて使用します。

その為、福笑い同様にモチーフが固定されている為、配置力・構図力にフォーカスした技法です。

同じ素材を使っていても、組み合わせ方やコンセプトによってまったく異なる作品をつくる事ができるのが、コラージュ技法です。

顔のパーツを組み合わせる福笑いも、このコラージュ技法のひとつと捉える事もできます。

雑誌や新聞、ポスター等の気になる部分を切り抜いて、コラージュしていると、

「まったく関係の無いパーツを貼り合わせるとおもしろいな」や「向きを変えて貼ると印象が変わるな」等々、配置や構図についてのたくさんのヒントが見つかり刺激になります。

白紙のところから絵を描く時には思いつきもしなかったような、アイデアを簡単に得られると思います。

 

是非、あなたの制作にこの「コラージュを使った創造力を高める方法」を取り入れてみてください。

最後まで、読んで頂きありがとうございました。

プロフィール
この記事を書いた人

2006年3月生まれ幼少の頃より細密、極彩色な自分の脳内だけに存在する空想世界の絵をアクリル絵の具を主に様々な画材で1年に140点以上制作。作品サイズは数㎝のグッズから数ⅿの巨大アクリル画まで様々。高校1年生の時の個展開催以来二人展、グループ展等展示活動を続ける。ターナーアワード、Liquitex the challenge【小松美羽賞】等受賞多数。日々制作の幅は広がり続け、各地での展示、プロジェクトの実現を構想中

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