こんにちは。画家の宮島啓輔です。
私は、現在まで細密で極彩色な作品を数百点以上制作してきました。
作品の多くは音楽、考古学、自然など多くのところからの影響を受け自分の頭の中にだけに泳いでいる海洋生物や咲いている花、飛び回る鳥たちをスナップ写真のように切り取り描き表したものです。
真っ白の画面から作品を描き始める際、下描きはほとんどしていません。
上の写真のような数メートルサイズのアクリル絵の具で描かれた大きな作品は最初に画面に水を塗り絵の具が予測不能に流れるところからイメージを浮かび上がらせて描いて行きます。
細部を描くには筆だけで無く、指、竹串、ペン等を使って、その時描きたいと思ったモチーフや模様を塗り重ねて行きます。画面に描く事のできる余白が無くなる限界まで描き詰め、一つの作品が完成します。
ここ数年の年間作品点数は数センチのものから人の背丈より大きな作品まで約140点程制作しています。サムホールサイズ以下の小作品は一日のうちに描き上げる事が可能ですが、大きなサイズの作品は数か月単位での制作になるのでその期間に創造できることの全てを絵本のように詰め込んで描いています。
何十回、何百回眺めても細部に新しい生き物や模様を発見でき、映画を何本も観たような気持になれる作品です。もちろん手描きでの複製は不可能な世界に一つしかないアートになります。
主な使用画材
現在までにアクリル絵の具、水彩絵の具、油絵具、色鉛筆、ペン、切り絵、粘土など色々な画材で表現してきましたが、現在制作している作品の九割ほどは速乾性で多様な表現が可能なアクリル絵の具を使っています。
最近はリキテックスアクリル絵の具メディウムを使用して表現の幅を拡大中です。
音楽から着想を得て描いた作品
私は作品のアイデアを音楽の制作背景、歌詞、曲風から得ることがあり、1960年代のサイケデリックムーブメントの音楽やアート作品からの影響を受けて制作した作品が多数あります。
この作品はサイケデリックな宝石箱をそのまま形にしたような作品で今までの作品制作の中での一つの大きな通過点になる作品です。
サイズはF20号サイズで少し大き目な作品で購入依頼は過去に何件か頂いているものの、この作品だけは手放しきれないので今も手元に展示用として置いており、購入希望の方には同じ構図とモチーフにアレンジを加えて希望のサイズで対応させてもらっています。
変形キャンバスを使って描いた作品
アート作品と言うと四角型を想像する方がほとんどだと思いますが、私の作品には楕円や丸、ハート型など角の無い曲線で描かれた作品も多く制作しています。
作風自体が曲線や渦のような模様を多用していて広がりきれるところまで描いているので、直線はほとんど作品に登場させていません。通常の四角型では檻のように見えてしまう作品の枠も作風同様曲線にすることでより理想のイメージに近づけることのできる作品です。
丸型キャンバスを利用して描いた曼荼羅作品
これらの変形キャンバスを使った作品は側面まで描き込んでいるのでそのまま壁に飾る事が可能です。
極小サイズの身に着けられるアート
リアルの展示でのみ限定個数販売している全点手描き、手作りの石粉粘土製ピンブローチ
身に着ける事が可能なアート作品で僅か2㎝程の極小サイズとなっています。
オンラインでの販売には料金的に向いておらず展示会を開催した時も完売することが多いため不定期にリアルでの場面で限定個数のみ販売しています。
最新版の包装デザインは裏面にロゴマーク、表面にイニシャルスタンプを押しています。
ここで紹介した作品は数百点のうちの一部ですが、現在Instagramには直近数年の間に制作した作品のほとんどを投稿し、ポートフォリオとして使用しているのでさらに他の作品に興味がある方は下のボタンからどうぞ