ハンドメイド雑貨のアイデアと作り方について紹介【石粉粘土製ピンブローチ】

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こんにちは。画家の宮島啓輔です。

今回は私が実際に作っていて個展などの展示会で販売してきた完全オリジナルグッズである石粉粘土ピンブローチの具体的な作り方などについて紹介したいと思います。

私の作品にはこれといった決まりや型の決まったコンセプト等は特に無く、その場の流れや描きたいものに応じて制作をしているのですが、制作の理由としては脳細胞の中だけに存在する世界を視覚化して作品の形で残したいというイメージがあります。

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その作品たちを購入してくださった方たちは「家の雰囲気が明るくなった」や「いつまで観ていても新しい発見があって楽しい」など非常に嬉しいお声を頂いておりその中で「身に着けられるような手頃なものがあれば嬉しい」の意見が数人から寄せられました。

それまでにも私は印刷した缶バッジを制作していたのですが手描きだからこその味わいのような ものがあると思ったので金具以外は全て手作り・手描きの石粉粘土製ピンブローチを制作することにしました。

↓2024年個展用の最新版の石粉粘土ブローチ組み立て、ニス塗り前

主な材料は乾くと石のように固くなりフィギュア制作などに向いている軽量石粉粘土を使用しており(紙粘土等を使うと耐久性が弱く濡れると溶けてくるので)

それを2cmサイズくらいのボタン形にして数日乾かす→アクリル絵の具を使って彩色(細部は爪楊枝、ペンを使用)→乾かした後にニス塗り(陶器のような質感にしたい場合二回塗り)→専用のブローチ用金具を接着→ロゴを張り付けた台紙と専用の袋を使って梱包

の過程を経て完成になります。あくまでおおまかな手順なので、細かい制作のポイントなどはいくつか存在します。そのため、今後より細かい手順を公開したコンテンツも作っていきたいと考えています。

↓表面

↓裏面

この作品は元になる大きな粘土自体が乾いてしまうと使い物にならなくなるので常に制作しているわけではなく、リアルでの展示の場でのみ数十個単位で制作・販売をしており、一番最初に発売した時は完売したので発売する度に商品数は増やしています。

現在までに数十人の手に渡ったこのブローチは二つとして同じ柄が無く、全作品手描きのためプレゼント用に購入する人やカバンに着ける人、台紙もここにしかないデザインなのでそのまま保管してくれている方も多い印象です。

この商品は儲けをを出す為に作ったものではなく、絵の購入は難しいけれど宮島の世界観の原画を所有したいと言う方のために制作・値段設定をしたので学生の方から年配の方まで幅広く届いています。都合上これからは販売しない可能性もあるので随時SNS等で発信していく予定です。

追記

最近までこれはピンブローチとしてのみ制作をしてきましたが、この小さな曼荼羅デザインを使ったピアス制作の声が上がり、大きさを三分の一に変え、金属アレルギー対応、ニスをレジン加工に変えて、陶磁器のような質感のものを改めて制作しました。

プロフィール
この記事を書いた人

2006年3月生まれ幼少の頃より細密、極彩色な自分の脳内だけに存在する空想世界の絵をアクリル絵の具を主に様々な画材で1年に140点以上制作。作品サイズは数㎝のグッズから数ⅿの巨大アクリル画まで様々。高校1年生の時の個展開催以来二人展、グループ展等展示活動を続ける。ターナーアワード、Liquitex the challenge【小松美羽賞】等受賞多数。日々制作の幅は広がり続け、各地での展示、プロジェクトの実現を構想中

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