イラストや絵を投稿するならインスタかX(Twitter)のどっちが良い?それぞれのメリット・デメリット

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こんにちは。このサイトを運営する画家の宮島啓輔です。

宮島啓輔絵画作品

今回は「イラストや絵を投稿するならインスタかX(Twitter)のどっちが良い?それぞれのメリット・デメリット」のテーマでお伝えしていきたいと思います。

自分で描いた絵をネット上に投稿して無料で多くの人にみてもらう事のできるツールはいくつかありますが、その中でもインスタとX(旧Twitter)はかなり利用者の多いものになります。

タイトルではどちらが良い?としているものの、結論は「それぞれの特性があるので両方使う事が良い」になりますが、その二つのSNSの持つメリットや特徴を知って置く事でより便利な発信ツールになります。

SNS

↓主に絵画作品集と使用しているInstagram

↓X(旧Twitter)アカウント

【イラスト・絵の投稿】インスタグラムのメリット

Instagramはビジュアル重視のプラットフォーム

インスタグラムは画像やビデオを中心にしたSNSで、特に視覚的なコンテンツに向いています。

活動の中でのキラキラした部分やハイライトを切り取ったものがより求められます。

さらにインスタグラムにはフィルターや編集ツールが豊富に用意されており、それだけでも簡単に作品をより魅力的に見せることができます。フィード投稿であれば一回に10枚並べて投稿できるので漫画の投稿をしている人も多いです。

私自身は現在は多くの人を新たに集めるツールというよりは、コミュニケーションをとったり作品制作過程や完成画像をポートフォリオ感覚や楽しむ目的で使用しています。

ハッシュタグ機能

インスタグラムでは、最大リール動画で10個、フィード投稿で30個のハッシュタグを使用することができます。

「#アート」のようにこれまでは、ハッシュタグを多くつける事でハッシュタグ検索から人が入ってくるといわれていました。しかし、最近はハッシュタグ検索をしても最新の投稿が表示されなくなったりと現在は「ハッシュタグ=集客」の構図では無く、投稿の属性がどんなものかをインスタの検索エンジンに示すものと捉えた方がいいかなといった印象です。そのため、投稿と関連性の高いハッシュタグを選んでつける事がベストです。

インスタのアルゴリズムは常に変わっていくので100%の断言は難しくなりますが、この記事を書いた時点ではInstagram公式からはハッシュタグの数を3~5個にする事が推奨されています。

リール動画とストーリー

インスタグラムには画像だけでなく、「ストーリー」や「リール」といった一時的なコンテンツや短い動画を投稿できる機能があります。

リール動画は他のSNSでいうとTikTokやYouTubeのショート動画に似たもので、最大のメリットは画像投稿より情報量を多く詰め込める点と既存のフォロワー数が少なくてもバズるという現象が起きやすい点です。

もちろん動画構成のセンスや継続が必要になりますが、上手く運用している人は一気に認知度をあげてプロフィール画面に人を集める事ができます。

既存フォロワーだけでなく新たなフォロワーに向けて発信しやすく、ひとつ動画を作っておくと他のSNSにも投稿する事ができて数あるインスタの機能の中では効果が得られやすいです。

対してストーリーは基本的には投稿後24時間で消えてしまい、通常の投稿に比べてラフな内容にも向いています。ストーリーはリール動画と異なりそれ自体が新しい人にアプローチはできないので、リール動画は外部発信、ストーリーは既存のフォロワーに向けて発信するためのツールとしての使い分けが構造的には良いと考えられます。

【イラスト・絵の投稿】インスタグラムのデメリット

競争が激しい

どのSNSや投稿内容でも言える事ですが、インスタグラムは利用者がかなり多い人気の高いプラットフォームのため、有名無名問わず同じように絵やイラストを投稿しているアーティストが多数存在します。インターネットに繋がれば誰でも無料で簡単にはじめられるだけあって、自分の作品が埋もれてしまうことも少なくありません。

インスタで人を集めていくためには、定期的な投稿したり試行錯誤したコンテンツの発信が必要です。

また、X(旧Twitter)ほどではないですがリアルタイム的な要素がポイントになるインスタグラムの投稿は、時間が経つと新しい投稿の中で埋もれてしまい、過去の投稿が見られる機会が減少します。

そのためコンテンツの寿命の短いSNSでは投稿し続けなければ新しくアカウントに訪れる人も減少するので人を集める事が目的とするならば継続的にアカウントを運用し続ける必要があります。

アルゴリズムの変動による影響

これもSNSに留まらずネットであれば何にでも言える事ですが、インスタグラムのアルゴリズムは頻繁に変更されており、投稿がどのように表示されて人の目に届くかが常に変わります。先ほどハッシュタグも同じですが影響の受けやすい部分ではあります。

外部リンク制限

インスタグラムでは、投稿本文に直接外部サイトのリンクを貼ることができません。これはX(旧Twitter)ではリンクが貼れるのですが、インスタの場合はリンクは無効になります。

そのため、ウェブサイトやオンラインショップに誘導したい場合は、リンクが有効なプロフィールかストーリーにリンクを設定し、投稿内で「リンクは〇〇にあります」とワンクッション踏んでもらう必要があります。これがやや手間になる点は、特にビジネスとしてサービスを売りたい場合には不便かもしれません。

【イラスト・絵の投稿】X(旧Twitter)のメリット

私はインスタに比べてあまりXを運用してこなかったのですが最近メリットを感じるようになってきたので力をいれていこうと思っています。

テキストベースのSNS

インスタも文字での発信は可能ですが、視覚的な写真や動画ベースでの発信を想定して設計されているので、インスタでは文字情報よりビジュアル的な情報が優位になりやすいです。

Xの場合、同じく写真や動画等を投稿できますがインスタよりも文字情報とより密接になっています。文章で伝えられる要素が強いので、観た人に視覚だけに頼らずに共感や興味を持ってもらったり、情報を伝えられやすくなります。視覚的なインパクトが主に重視されるインスタに比べてやや情報系寄りです。

拡散力・トレンド性が高

Xはリツイート機能が非常に強力で、あなたの作品がフォロワー以外のユーザーにも広がる可能性があります。インスタにも投稿引用機能はありますがXの方が拡散力は高いです。

フォロワーが少なくても一度バズると、急速に多くの人に投稿を見てもらえるため、認知度を一気に増やすことも可能です。特に、目を引いたりやトレンド(流行)に乗った投稿は拡散されやすく注目を集めやすいです。誰でも携帯とXアプリだけでリアルタイムでテレビと同じような事ができ、今後Xと置き換わるようなサービスはしばらくは出現しそうにないのでまだまだ廃れない未来のある発信ツールだと思います。

アカウントによってはXのインプレッション(表示回数)などで収益化できる事もあります。

外部リンクが機能する

インスタのデメリットとして、投稿本文に外部サイトのリンクを貼っても機能しないというところがありましたが、Xは外部リンクが機能します。

そのため自分のHPの記事を引用したり、オンラインストアのリンクを貼る事もできるの活用の幅は広がります。

【イラスト・絵の投稿】X(旧Twitter)のデメリット

投稿の流れが早い

Xのタイムラインは非常に速いペースで更新されるため、投稿がフォロワーの目に触れる時間が短いという特徴があります。そのため、より時事的でリアルタイム性の高いものが求められます。

かなり目を引くような内容や話題性のある投稿でもない限り、流れてきた情報をすぐにみては新しい投稿に埋もれて行きます。そのため、すぐにアカウントが伸びなくてもある程度の影響力のあるようにするには地道に継続的に投稿し続けないといけません。

また、Xはイーロン・マスクに買収されてアプリ名や仕様が変わった事からもサービス自体が目まぐるしく動いています。

視覚情報が少し弱い

メリットのXはインスタグラムほど視覚的なコンテンツに特化したプラットフォームではないため、画像のクオリティや大きさがそれほど目立たないことがあります。普通に投稿する分には問題ないと思いますがこだわった見せ方をしたい場合などはインスタの方が優れています。

どちらを選ぶべきか?

インスタグラムとXにはそれぞれ異なる強みがあるのでどちらも併用する事がベストです。

簡単には視覚情報重視の場合はインスタ、文字情報重視の場合はXとなりますが、アカウントを伸ばす難易度で行くとXの方が簡単だと感じます。

Xの場合、投稿を続けているとどんな投稿が伸びやすいかというのが見えてきやすいです。人によって投稿内容も異なるのでバズる投稿の予測は不可能ですが、実際に使用していると自分の型のようなものが見えてきます。

そして、もう一つ全てのSNSを使用する上で言える事がアカウントを消される可能性が着いてまわるという部分です。SNSでアカウントを作るという事は、そのSNS運用側からネット上の住所(ドメイン)と土地(サーバー)を借りてその規約の中で運用する事になります。そのため、規約違反になるような事をすると運営側からアカウントを消される可能性があります。ひどい場合だと何も違反をしていなくても誤判定で消されてしまうなんて事も起こることがあります。

そのようなリスクを踏まえて目的に応じて運用してくと多くの人に自分の活動をみてもらうための強力なツールになります。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

プロフィール
この記事を書いた人

2006年3月生まれ幼少の頃より細密、極彩色な自分の脳内だけに存在する空想世界の絵をアクリル絵の具を主に様々な画材で1年に140点以上制作。作品サイズは数㎝のグッズから数ⅿの巨大アクリル画まで様々。高校1年生の時の個展開催以来二人展、グループ展等展示活動を続ける。ターナーアワード、Liquitex the challenge【小松美羽賞】等受賞多数。日々制作の幅は広がり続け、各地での展示、プロジェクトの実現を構想中

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