【インドで学んだ】トラブルや不運を価値に変えられるシンプルな思考法

海外旅

こんにちは。画家の宮島啓輔です。

海外旅行では予想外の出来事が起こることがよくあります。

特にインドのような国では日本の感覚で考えると「トラブル」と感じるようなことも珍しくありません。

電車や飛行機が時間通りに来ない、道を歩いていると突然物売りに話かけられる、思っていた通りに物事が進まない。

そうして場面に何度も出会うことになります。

しかし、不思議なことにそうした出来事の多かったインド旅は後から振り返ると、また絶対戻って来たいと今も強く私を惹きつけ、沼のような魅力にはまってしまいました。

今回は、インドを旅行する中で考えるようになった「トラブルや不幸の捉え方」について、シンプルな考え方を二つ程紹介したいと思います。

インド旅行では予想外のトラブルが次々と起きる

日本で生活をしていると、社会の多くの仕組みは世界基準でも整っており、ある程度予想道理に物事は進みます。

しかし海外、特にインドのような国ではその前提が大きく変わります。

例えば、交通事情ひとつとっても、日本のような分単位の正確さが前提になっているわけではありません。

インドでは時短で選んだ国内移動飛行機が行き帰り5時間ずつ合計10時間の遅延が起こりました。

お店やサービスの対応も日本とかなり感覚が違います。

その為、日本の基準で物事を考えていると、「これはトラブルだ」と感じる場面は必然です。

しかし、それは本当にトラブルなのでしょうか。

なぜトラブルが多くても「来てよかった」と思えるのか

旅行を終えてから思い出す出来事を振り返ると、意外なことに順調だった出来事よりも予定外だった出来事やハプニングの方が印象に残っている事が多いものです。

例えば、野良リキシャに知らない土産物屋に連れていかれたり、物乞いに20分くらい付きまとわれたり、火葬場で薪を売りつけようとする人に絡まれたり、ドミトリーの横のベッドの人の体臭で眠れなかったり、ベトナムで靴底に大穴を開けられたり、タイの安宿のドアが破られて大穴が開いたりなどです。

その場では、困っていたはずなのに後から振り返ると、それが印象深い旅の思い出になっています。

つまり、出来事そのものよりも、それをどう意味づけるのか、当事者の自分の受け入れ方によって体験は書き変わってしまうのかもしれません。

考え方① トラブルは「期待」から生まれる事が多い

多くの「トラブル」や「嫌な事」と普段捉えている事は、期待(信頼度)との落差によって生れている事が多いです。

例えば、「こうなるはずだ」と思っていた事がうまくいかなかったとき、人はそれをトラブルと感じます。しかし、そもそも期待が無ければその出来事はただの出来事として処理されます。

全く存在も知らない赤の他人が、失敗をしても気にはにりませんが、何年も応援して信頼を置いていた芸能人が何か少しでも不祥事を起こすと、大きく失望したと叫ぶ人がいるのもその為です。

海外では、日本の常識がそのまま通用するとは限りません。

その為、最初から「思い通りにいかないものだ」と少し構えておくだけでも、出来事の見え方はかなり変わります。

期待や執着を少し手放すことで、トラブルと思っていたものが、単純に文化が違うだけと受け取れるようになります。

価値観を一度リセットすると旅の見え方が変わる

海外を旅行すると、日本で一般常識とされているものが、いかに無数にある価値観の中のひとつに過ぎないと気づく瞬間があります。

これは、良し悪しで測れるものではありません。

時間の感覚、人との距離感、商売のやり方、社会の回し方など日本で当たり前の事が、飛行機で数時間飛んだ場所では全く違う形で成り立っています。

そうした違いを「問題」とみるのか、「文化」とみるのかによって、体験した事の意味は大きく変わります。

日本とは違う土地に訪れた際には、一度日本の価値観をリセットにし、旅行の期間限定で何色にでも染まれるようにしておく事で、それまでトラブルに見えていた出来事が、面白さやただの現象に思えてくる事があります。

インドの寓話:蛇に噛まれる人の話

インドには、こんな日本でも有名な喩え話があります。

「深い森を歩く人がいるとしよう。その人が木々のざわめきを、小鳥の語らいを心楽しく聞き、回りの自然に溶け込んだように自由に歩きまわれば、そこで幸福な一日を過ごすだろう。だが、その人が例えば毒蛇に出会う事ばかりを恐れ、歩きながら不安と憎しみの気持ちをまわりに振りまけば、それが蛇を刺激して呼び寄せる結果になり、まさに恐れていたように毒蛇に噛まれる事になる。」

考え方②トラブルは長い目で見ると回収率の高い価値になる

トラブルは、起こったその瞬間はあまり楽しいものではありません。

しかし、時間が経ってから振り返ると、非常に回収率の高い経験として役に立っている事がありま

例えば、旅先での失敗や困った経験は、自分の基礎馬力となり、適応力が上がります。

これは、挑戦をせず現状維持か成功しかしていない人は身に付けられなかった学びを得られたと言う事です。

そして、何よりその失敗した経験は話のネタとなります。

私は、海外に行った際の旅行記をこのブログ記事に公開しているのですが、感想を頂く際に言及される部分は、海外で起こったトラブルがかなり多いです。

「何でそんな事が起こったの?」や笑い話として面白いエピソードになる事もあるのです。

海外旅行中の話を記事に書いたら多くの人がその記事を検索してサイトを訪問してくれるという事も起こりました。

つまり、その時はマイナスに見えた出来事でも、長い目で見ると一生の資産になるのです。

トラブル経験は「免疫」のように積み重なる

トラブルを一度経験すると、次に同じような状況に出会ったときに自分の糧になっています。

トラブルを避けて便利さを享受する事はできても、トラブルを知っている事である意味での免疫や学び、対処法を与えてくれます。

インド独立運動の指導者マハトマ・ガンジーの名言にこんなものがあります。

「高い壁を乗り越えた時、その壁はあなたを守る砦となる」

この考え方は旅行だけでなく人生にも当てはまる

この考え方は、旅行だけに限った話ではないように思います。

日常の生活でも不幸や不運は避ける事はできません。生きている人間全員が生まれた瞬間に、いつか亡くなる事が約束されています。

そこで、自分に降りかかってくる嫌な事を、自分に学びを与えて成長させてくれる土壌を整えてくれる反面教師的な存在として、トラブルをありがたく捉えると、むしろ感謝すらする事ができます。

高い旅費を出して、トラブルの渦中に突っ込んで行く事も。免疫を得る為の課金と考える事ができます。

最後に 出来事よりも「意味づけ」が体験を変える

旅の中で起こる出来事は、必ずしも自分の思い通りになるとは限りません。

その起こった出来事やインドという国全体に、ネガティブな感情を向けるよりも、それをどう意味づけるかによって体験の価値は変わります。

同じ出来事でも、視点の持ち方によって、180度違う意味を持つようになります。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

プロフィール
この記事を書いた人

2006年3月生まれ幼少の頃より細密、極彩色な自分の脳内だけに存在する空想世界の絵をアクリル絵の具を主に様々な画材で1年に140点以上制作。作品サイズは数㎝のグッズから数ⅿの巨大アクリル画まで様々。高校1年生の時の個展開催以来二人展、グループ展等展示活動を続ける。ターナーアワード、Liquitex the challenge【小松美羽賞】等受賞多数。日々制作の幅は広がり続け、各地での展示、プロジェクトの実現を構想中

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