画家として成長していくために必要となる「継続の力」の生かし方とは

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宮島啓輔アクリル画作品

こんにちは。画家の宮島啓輔です。

今回は、「画家として成長していくために必要となる「継続の力」の生かし方とは」のテーマでお話して行きたいと思います。

私自身は実際に自分の作品が購入され、人の手に商品として渡るという商業としての画家は数年の話ですが、作品制作としての画家としての年数は気づいた頃から描いていたので20年弱ほぼ継続して試行錯誤を繰り返す中で現在まで描き続けてきました。

画家の言葉の定義は絵を描いているだけでも職業的に活動していても様々だとは思いますが画家としての旅を自分の人生に本格的に組み込んでいく場合一朝一夕に成し遂げられるものでは無いと思っています。

自己表現を突き詰め、高みを目指すには「継続の力」が不可欠です。

本記事ではなぜ継続が重要なのかを掘り下げていくと同時に継続的な創作活動のためのヒントをご紹介して行きます。

継続はすべてのスキル向上の基盤

画家にとって技法の吸収、自分の活動スタイルの発展や日々のインプットやアウトプットを通じてのみ達成する事ができます。

色々な要素を含む画家ですがその中のどれを取っても片手間な行動だけで少しやったくらいでは元々能力や素質を持っていたとしてもそれなりのレベルには到達しがたいのです。

行動を継続し続け時間をかけて行くことで画家としての自身がつき、自分の作品の技術力も上げて行くことができます。

継続することでアイデアが成長する

創作をする中でアイデアは、最初から直観的に思い浮かぶものも曖昧なところから形作っていくタイプもそれを形にするためにはそれなりの時間がかかります。

継続はアイデアを熟成していく中で新しい技法に出会ったり、より良い方向にして行く為のアプローチを試す回数を増やす事ができ、よりアイデアを磨き続けられます。もちろん上手くいかないこともその分発生しますが、その分自分の力になり次の作品をより良いものにする為の力はついて行きます。

継続することで作家性が見えてくる

一貫して自分の筋を持った作品をある程度の期間制作し続けることは独自のスタイルを徐々に確立して行く事ができます。

同時にそれを時間をかけて外部に向けて発信したりコミュニケーションをとることで周りにも認知されていきこの作風や活動と言えばこの人と言った作家としてのポジションの構築にも繋がります。

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また行動を続け、蓄積する事で、クリエイター同士の繋がりもでき、相手からインスピレーションを受ける事もあれば情報共有をしたり、コミュニケーションをとる事で、制作に刺激を与えられ、活動を前進させる上での燃料になります。

人間である限り、完全オリジナルという事は有り得ないので外部からの吸収の入り口を増やして同時にアウトプットも生産的に行う事で徐々に独自の型が見えてきます。

継続する事で徐々に自信が着く

画家としての制作を含めた様々な活動を継続するという事はそれだけのアイデアやアプローチの実践回数を積むという事です。

クリエイターの場合、試行錯誤を重ねたものが形のある作品やデータとして蓄積し、これまでの失敗や上手くいった軌跡を糧として次の作品に生かしていくことで物を作る立場としての変化や成長が感じられてくるようになります。

最後に

何かを創作する時、変化や独自性も兼ね備えつつ、継続する中でインプットとアウトプットを繰り返して制作への自身やノウハウの引き出しをたくさん蓄えて行く事でクリエイターとしての能力を上げて行く事ができます。

プロフィール
この記事を書いた人

2006年3月生まれ幼少の頃より細密、極彩色な自分の脳内だけに存在する空想世界の絵をアクリル絵の具を主に様々な画材で1年に140点以上制作。作品サイズは数㎝のグッズから数ⅿの巨大アクリル画まで様々。高校1年生の時の個展開催以来二人展、グループ展等展示活動を続ける。ターナーアワード、Liquitex the challenge【小松美羽賞】等受賞多数。日々制作の幅は広がり続け、各地での展示、プロジェクトの実現を構想中

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