絵が下手でも活動・発表してもいいのか?絵の初心者こそ見切り発車で行動すべき理由 

絵に関する話

こんにちは。画家の宮島啓輔です。

絵が上手くないと発表してはいけないのか?

「もっと上手くなってから発表しよう」
「技術が足りないから個展はまだ早い」

そう考えて、行動を先延ばしにしていないでしょうか。

結論から言うと、

絵が完璧に描けなくても、発表してはいけない理由はありません。

むしろ、ある程度の段階で見切り発車をした方が、結果的に成長も早くなります。

今回の記事では、その理由を順番に解説していきたいと思います。

芸術に「完璧な基準」は存在しない

まず大前提として、芸術には「ここまでできれば完成」という明確な基準がありません。

たとえばパブロ・ピカソは、90歳で亡くなる直前まで作品を作り続けていました。
その作品数は数万点とも言われています。

もし「正解」があるのなら、どこかで到達して制作をやめるはずです。

しかし実際はそうではなく、一生かけて探求し続けるものです。

「完璧」などは。明確に決められる基準も無ければ、どんな天才でも一生かかって探究するものを我々が活きている間に到達する事は不可能なのです。

つまり、「完璧になってから始める」という考え方自体が成立しない

ということです。

現代は、完成品だけでは価値が弱い時代になっている

現代は、完成された作品だけで評価される時代ではありません。

情報に溢れ、瞬時にそれなりの成果品を出すAIが普及した為です。

そして、現代注目されている考え方が

「プロセスエコノミー」というものです。

試行錯誤

成長の変化

制作過程

など、どうやって創るか、どうやって変化しているか

の部分を公開し、興味を持った人を巻き込みながら仕上げていく

という考え方です。

人は、単純に完成品だけを見せられるより、

そのプロセス(過程)がみえる方が興味を持ちます。

よく、アート系の動画コンテンツで人気が高いものの一つに、

プロの画家が絵を描き始めた時から現代までの作品変遷や、ジブリの宮崎駿監督が悩みながら映画製作をしているドキュメンタリー映像

などです。

だからこそ。

途中でも発信し、その試行錯誤や失敗、成長の過程

にも価値が宿るのです。

見切り発車が成長を加速させる

「まだ準備が足りない」と思っている状態よりも、

とりあえずやると決めてしまう

方が圧倒的に成長は早くなります。

なぜなら、

  • やるしかない状況になる
  • 意識が引き締まる
  • 行動量が増える

というサイクルがうまれるからです。

実際に私も、高校一年生の時に、個展を開催すると決めて、すぐに会場を決め、数か月後に開催し、成功させる事ができました。

当時は、今よりも知識も少なく、不安もありましたが、一度ゴールを見据えると、自分を追い込む事ができます。

行動しない事が一番のリスク

多くの人は

多くの人は、

  • 失敗したらどうしよう
  • 人が来なかったらどうしよう
  • 赤字になったらどうしよう

と考えます。

ですが、よく考えてみてください。

これは一見安全ですが、
実は「何も得られない」という意味で一番リスクが高い選択です。

たとえば、文化祭や学園祭を思い出してみてください。

ほとんどが素人の状態でスタートしていますが、
それでも成立し、楽しい経験や成果を得ています。

そして、そして仮に失敗したとしても、

先ほども書いた失敗をも発信のストーリーの取り込む

「プロセスエコノミー」

の考え方によって自分の力にする事ができます。

完璧な準備をしようと、時間ばかりが過ぎるより、

「始めること」の方が圧倒的に重要です。

評価は他者が決める

もう一つ大事な事があります。

評価を決めるのは自分ではない

ということです。

自分の中だけで完結するならば別ですが、

何か自分が作り出したものを外部に届けるという事は、他者がその評価を決めます。

そして、特に創作系分野においては、

自信があった作品が評価されない

何気なく出した作品が評価される

という事が普通に起こります。

狙って評価される程簡単では無く、何十個か出してひとつ当たるという感覚です。

その為、頭の中だけで考えて一回だけで勝負する

という考えはあまり通用しません。

量をこなさなければ、質は手に入らない

そして、どの分野でもそうですが、

「量か質」かという議論がよくなされています。

この答えは、「量をこなさなければ質はつかめない」です。

絵に限らない話ですが、

圧倒的な量をこなしている人が結果を出しています。

たとえば、

  • パブロ・ピカソは膨大な作品数
  • 手塚治虫も何十万枚という原稿
  • モーツァルトは約900曲
  • The Beatlesは約8年でシングル22作

というように、挙げればキリがありませんが、

思考回数と行動量が圧倒的に多いのです。

一方で、多くの人は「質が大事」と言いながら

そもそも量が足りていない

と言う状態です。

勿論、両方あった事に越した事はありませんが、質をつかむには、量は確実に必要です。

完璧主義はブレーキになる

もちろん、「技術」、「知識」、「インプット」は大事です。

ですが、それらはやりながら増やしていくものです。

全部揃えて溜め込んでから始めようとしても、その実践が無ければ、何をどう使ってもよいのかと言う部分は掴めません。

むしろ、

わからないことは調べる

必要なら人に聞く

行動しながら改善する

この方が、成長スピードは圧倒的に速いです。

まとめ

ここまでの内容をまとめると、

  • 芸術に正解はない
  • 完璧になってからでは遅い
  • 過程にも価値がある
  • 行動しない方がリスクが高い
  • 数を打って初めて評価が生まれる

ということです。

だからこそ、見切り発車する事は、一番合理的な選択です。

もし、何かをしたいけれど、具体的に何をすればいいかわからないという方は。

直接私に連絡を取っていただけると、お伝えできる限りの事をお伝えできます。

他にも、創作や旅、クリエイターに役立つ情報をたくさん発信しているので、是非読んでみてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

プロフィール
この記事を書いた人

2006年3月生まれ幼少の頃より細密、極彩色な自分の脳内だけに存在する空想世界の絵をアクリル絵の具を主に様々な画材で1年に140点以上制作。作品サイズは数㎝のグッズから数ⅿの巨大アクリル画まで様々。高校1年生の時の個展開催以来二人展、グループ展等展示活動を続ける。ターナーアワード、Liquitex the challenge【小松美羽賞】等受賞多数。日々制作の幅は広がり続け、各地での展示、プロジェクトの実現を構想中

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